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――――――日曜日。 ザァ――― シトシト… ![]() V3「せっかくの日にまた雨だが、各班予定通りの順で訪問してくれ」 スカイ「ふ〜ん…」 ムスッ RX「ハーイ」 ブスッ ザァ――― ザァ――… 2号「こいつぁ、本降りだな。 どうするストロンガー。オマエ留守番しとくか?」 ![]() ストロンガー「そうスねぇ…」 タッタッタッタ… タックル「ストロンガー!」 ストロンガー「タックル」 はぁはぁ… タックル「間に合ったぁ。ふぅ。 まずは言わせて! こないだはゴメンッ。あたしも意地になって言い過ぎたわ」 ストロンガー「いや、俺も少しキツイこと言い過ぎた。…おまえの気持ちもくむべきだった」 ![]() タックル「じゃあ取りあえず仲直りのプレゼント!サイズ合うと思うんだけど、着てみて」 ストロンガー「オレにか? なんだこれ?」 タックル「ふふんっ♪ ジャ―ンッ! 『ストロンガー専用・特製漏電防止絶縁雨具』〜!」 ストロンガー「へぇーっ。要するに特製雨ガッパか」 ストロンガー「オレ… 誰?」 すっぽり タックル「やったー、ピッタリ〜@@」 あはははは… トコトコ…V3「おっ、間に合ったようだね。タックル」 タックル「V3!」 ストロンガー「タックルに聞きました。すんません、先輩。とんだ手間かけさせました」 ペコリ V3「いやぁ、俺の方こそすまない事をしたと思っている。言い訳させてもらうと、なにぶん彼女に固く口止めされてたもんでね」 ハハハハ ストロンガー「そんなこったろうと思ってましたよ」 V3「じゃ、あと2つ持ってくるから車につんでくれ」 スタスタ… ストロンガー「はい」 ストロンガー「…ったく、おまえ他にも先輩にへんなこと頼んだんじゃねーだろなぁ」 タックル「ストロンガーと身長同じだっていうから、その雨具作るのに身体の寸法とらせてもらっただけよっ♪」 ストロンガー「オマエなーっxx あのヒト、オレの大学の先輩でもあるんだぞっxx 」 タックル「いーじゃんっ」 ザァ――… ザァ――… ドサドサ… ドサ… X 「なンだ、いつの間にか元のサヤに収まっちまってんじゃんか」 つまんねー。 ZX「結局なんてことなかったんだ」 スカイ「なーんだ」 RX「ですよネー!」 ヨカッタ♪ 2号「おまえら、長雨でヒマだからって妙な話でっち上げて遊んでんじゃねーよっ。 特にオマエ!」 悪趣味! X 「ワリィ ワリィ」 たははっ スーパー1「V3先輩の特訓についてくるなんて、タックルさん根性ありますよね」 V3「まったくだ。さすがストロンガーなんかと旅してただけはあるよ」 あはははは… あはははは ライダーマン「V3も案外楽しかったんじゃないのか?」 V3「まぁな」 V3「彼女と一緒に居ると、まるで…―――――― V3「あ、いや… なんでもない」サッ… X 「?」 RX「?」 スカイ「… まただ。たしか前も同じコト言ってたような」 ZX「そうだな。『彼女と一緒に居ると、まるで…』 って」 スーパー1「なんて言おうとしたんだろう」 X 「まるで…」 ![]() 1号「―――― 『まるで、妹と居るみたいだ』 って、言いたかったんだよ」 スーパー1「1号ライダー!」 RX「え…」 ZX「妹??」 X 「あ、そっか」 なぁ〜んだぁ〜〜 ♪ わきあいあい 1号「V3には… 風見には妹がいた。 だが、あいつの目の前で両親ともどもデストロンに惨殺されてしまった」 ![]() し―――――ん… 2号「俺たち二人が付いていながら、助けてやれなかったな」 1号「うん…」 1号「しかし悪の組織によって身内を失なった人間は風見だけじゃない。 あいつもそれを判っているから、つい口をついて出そうになった言葉を、グッとのみ込んで止めたんだよ」 X 「…そっか。オレ一人っ子だから、そういうのって良く判んなかったナ」 反省 スーパー1「ぼくもです」 スカイ「うん」 RX「 ぐすっ… ぐすっ… 」 ←もらい泣き ザァ――… ザァ――… ドサッ ドサッ V3「これで最後だ。こちらもなんとか間に合ったな。最近あまり作業を手伝わなくて済まなかったよ」 ストロンガー「いいんスよ。ま、オレもフテ寝のふりしてけっこうサボってましたから」 V3「おいおい」 ハハハハハ… ストロンガー「実は、ゆうべアイツがどうしてるか心配になって、家までこっそり様子を見に行ってたんですよ」 V3「へぇ」 ストロンガー「そしたら先輩が居たんで、大丈夫だろうと思って戻ってきちまったんです。まかせっきりで、すみませんでした」 V3「いや。いいんだ、そんなことは」 ストロンガー「あいつね、たぶん… 先輩に自分の兄キのようなつもりで甘えちまったと思うんですよ」 ストロンガー「もともと孤児のオレにゃ、わかってやれない気持ちなもんで」 V3「タックルには兄さんが?」 ストロンガー「ええ。…死にましたけど」 V3( ―――――… ) RX「準備できましたよー!」 X 「あれ? アマゾンは?」 スカイ「あ、しまった。森から呼んでくるの忘れたっ@」 てってってっ… X 「あいつ最近、野生化はげしいぞ」 組むのなんかもぅ、ヤだな ライダーマン「V3ぃ−、アマゾン以外は揃ったぞ。おーい」 タタッ V3「すまない。 よし、じゃあ準備OKの班からもう出発してくれ。先輩、いいですね?」 1号「ああ。じゃ、行こうかハヤト」 2号「んー。あとはヨロシク@」 わいわい わいわい 空は相変わらずの雨。 【V3の特訓場】 ピシッ ザザッ―スタッ V3「ふぅっ…」 タックル「V3〜〜〜!」 タタタタタ… ![]() V3「タックル」 タックル「V3。ねぇ、これからもあたしのトレーニングコーチしてくれない? ちゃんとストロンガーにもわけを話したから」 V3「…」 ![]() V3「悪いが、断らせてもらうよ」 タックル「どうして!?」 V3「俺もそろそろ自分の特訓を優先させたいんでね。スーパー1にでも頼むといいよ」 タックル「V3… そう」 ポチャッ… ![]() ポツ ポツ… シトシト… V3( …… ごめんね。 キミと居ると、昔のことを思い出すんだよ ) シトシト… サァ――… ザァ――――… ![]() ザァ――――… ![]() そして… V3は今日もひとり、特訓をする。 Fin |
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