美しき不幸の天使、珠純子 前編
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V3「V3ィ−キィィック!
       バキッ☆

ピッケルシャーク「ほげっ」
            ご―んっ!        

        スチャッ
V3「フッ…」

女のコ達「キャー☆かっこいい〜!!」

V3「フハハハハ、さらば!」
             タタタタタ…




 X 「な。 ギャラリーに女のコが居ると、サービス満点でハリキっちゃうんだから。あのヒト」

 RX「あははは」
















【ライダー邸】











V3「ただいま帰りました」


1号「おお、V3!」

2号「ぶ、V3、実はだな…」 おろおろ




純子「あ、V3! お久しぶりです」      ジャジャーン!!

    ひっ
V3「ジュ、純子さん!? あ、青森に行ってたんじゃあ…

純子「昨日戻って来たんです♪ アイス買ってきたから、皆さんで召し上がってくださいね!」

V3「×××〜…




 RX「ね、ね、あれ誰〜?!」


 ZX「すっげー、超カワイイじゃん」

 スカイ「俺もはじめて見た!」







1号「おお、紹介しよう。こちらは、少年ライダー隊・対デストロン班の通信係を務めてくれていた…」

純子「珠 純子です」


スカイ「スカイです!」 しゃきっ

ZX「ZXです!」 しゃきっ

RX「RXですっ!」 しゃきっ



   とことこ
スカイ「対デストロン班ってことは… な〜んだ、V3先輩のライダーガールだ」 チェ

ZX「さすが自分のとこには、とびきり可愛いコ押さえてるよなぁ〜。残念」


2号「―――と、思うだろ? ところがV3はあの純子ちゃんには全くノータッチ」

ZX「え、マジ? わ、俺いっちゃおーかな」

スカイ「あ、コラッ、抜け駆けすんな!」

RX「え、えーと、えーと…」


2号「… ま、そいつもムリだろうなァ」


3人「どーして?」

2号「ホラ」



 
 1号「……そうか」                

 純子「この1年間、志郎さんから届いた葉書の消印を元に、東北中を働き歩いて捜したけれど、
    志郎さんどころかデストロンの影さえ無くて…!」

 1号( そりゃそうだろな )


 V3「もぐもぐ…」 ドキドキ


純子「志郎さん、一体どこへ行ってしまったの!? うっうっ…」
    だんっ!


V3「もぐもぐ…」 あせっ   





2号「な。純子ちゃんは風見のことが好きなんだよ」

スカイ・ZX・RX「じぃ〜〜〜」

2号「でも風見のヤツは、自分がV3だってことを純子ちゃんに知られたくないもんで、しらばっくれてんの」


   
純子「一文字さんっ、風見志郎さんから何か連絡ありませんか!?」

2号「わっ☆ お、俺は知らないよっ」

純子「本郷さん!」

1号「い、いやぁ、僕も知らないんだよ…」 そわそわ



    たった…
ライダーマン「純子さんが帰ってきたって? ♪〜」


    あぁぁーっ
 純子「結城さんっ! 志郎さんはっ!?」

        わわっ
 ライダーマン「し、知りませんっ」






   くるっ☆
純子「!」

V3「」 ハッ
純子「あ… え〜っと、V3ってご本名、何でしたっけ?」      

  ドキドキ バクバク
V3「わ、私の名は、名梨権兵衛と申す。 ではサラバ!」
                          フハハハハハッ
純子( アヤシイなぁ〜… )



 RX「あんなにまでして隠さなくてもいいと思うけどなぁ。カワイソウだよ」

 スカイ「そうだよなぁ、自分が改造人間だからって、別にいいじゃないか」











1号「V3、純子さんはまたセントラル・スポーツ店でアルバイトするそうだよ」

ライダーマン「V3…」

2号「ということは、また少年ライダー隊に戻ってくるという事か」

V3「まだデストロンと闘う気でいるのか…」 あぁ






   ょこっ
ライダーマン「あれ? 純子さんは?」


RX「ああ、今しがた帰りましたよ」

V3「なに!? 一人で帰してしまったのか」
         タタタタタッ


ライダーマン「純子さんは、ただ道を歩いているだけでデストロンに捕まってしまうという特異体質なんだ」

RX「ずいぶん困った体質ですね××












                  *                  *                    *
















 戦闘員達「キキー!」

 純子「助けて〜 V3〜!」



   タタタタ

 V3( あ、もう捕まってる… )



V3「待てデストロン! ォッ!
      バキッ☆


                  ーンッ…





V3「大丈夫かい?」

純子「ありがとうV3」


V3「純子さん、もうデストロンのことは忘れるんだ。
   風見君もどこか遠い空の下で、君が平和に暮らしてくれることを望んでいるはずだよ」

純子「そうね…。確かに志郎さんならそう言うかもしれない」

V3「分かってくれたかい?」



 純子「―――――でも、私は誓ったの!
    共にデストロンとの闘いに身を投じることで、志郎さんのお役に立って生きることを!」
      どーんっ


 V3( はぅっ××× )










1号「いや〜、困った娘さんだ」

2号「ホントにxx」












       ―――― その翌日。









 純子「るんるん〜…♪あら、これ何かしら?」    イッ


              ザザザザーッ
 

 純子「あぁっ、網が! デストロンのワナだわっ、助けてぇーっ」


 戦闘員「あ、また珠純子だ」


 




V3「ォ!」                シュッ☆





       ――― そのまた翌々日。



純子「怪しい電波。 きっとデストロンの秘密作戦だわ!」
   とことこ…





 純子「助けて〜」

 レンズアリ「ふあっはっは、手も足も出まい、V3!」



 V3「トォッ!









       ――――― そのまた翌々々日。





純子「不気味な建物ね… デストロンのアジトかも!」
     のこのこ…
純子「助けて〜っ!」                  

テレビバエ「来おったな、V3!」

V3「トォ!
     はぁ はぁ…






       ――― そのまた翌々々々日。


純子「ライダー隊員から緊急連絡だわ。急がなきゃ!」   たたたた…

 
 純子「助けて〜っ!」

 ハンマークラゲ「ワナに落ちたなV3!」


  ゼェゼェ
 V3「トォ…
         はぁ はぁ…









純子「お星様…。明日も一日、志郎さんが無事で居ますように」       







 ライダーマン「… 生きてるか? V3」

 V3「おぅ…」
         ボロッ…☆




X 「V3、この際、“風見志郎”としてハッキリ言ってやったらどうだ? 電話ならバレないぞ」

V3「うん…」
  ピッ☆ ポッ☆

V3「あ、もしもし、夜分遅く恐れ入ります。珠さんのお宅で…ああ、純子さん? 俺だよ。志郎だ」

《電話》純子『! 志郎さんっ、志郎さんなのね!? 今どこにいるの? 大丈夫? ケガしてない?』

V3「うわっち☆ し、心配かけたみたいだねー」

《電話》純子『ううん、いいの。志郎さんさえ無事で居てくれれば、私はもうそれだけで…』


 X・ZX・RX・スカイ「…」 ジィィ〜〜〜… 

 X 「よっ、イロ男♪」


 V3「あのな」























【もみのき公園】




純子「今までごめんなさい、ライダーV3。実はゆうべ志郎さんから電話があって、私しかられちゃったの」 

V3「ふ、ふぅ〜ん」                  

純子「私ったら志郎さんのことばかり考えてて、あなたに大変な迷惑を掛けていることに気付かないなんて」

V3「い、いやぁ別にそんなことないさ…」

純子「だから、決心したの!」
               っく


 純子「これからはあなたに迷惑をかけないよう、私も独り闘いの旅に出るわ!」
       ダ――

 V3( あ――っ! そいつはもっと、やめろぉ〜ッ! )
    あたふた  あたふた        







純子「あ、V3人形が落ちてる! カワイ〜イ♪」
  ひょいっ

           ボッ☆
純子「落とし穴だわっ、 助けてェ〜!」     

戦闘員「おい、また珠純子だぞxxx」 もう やんなっちゃう…

V3「トォッ!」
      バシッ

戦闘員「キキーッ…」

           ゴンッ☆



若い女性A「あ、V3よ! 闘ってる〜」 きゃあきゃあ

若い女性B「カッコイイ〜、ポーズとってぇ」 きゃあ きゃあ



V3「ふっ…」
      しゅぴっ☆



純子「V3ったら、女のコにはサービスいいのね〜」 くすくす

V3「ぅ…」

純子「…そういえば、志郎さんも女の子には妙に愛想の良い、悪いクセがあるのよね」



 純子「もしや…! よそでいいヒトが出来て、それで帰らないのではっ」
 
        チィッ!!

 V3( っ! )






純子「な〜んて。志郎さんに限ってそんなことないわよねぇ〜、V3」
 うふっ♪


V3「う、うん…」









V3( …… コ、コワイ )
               ゾォ〜〜〜…








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