月影のレクイエム 前編
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【クライシス帝国 ゲドリアンの地球アジト】 


 



  <映像>ジャーク将軍『ゲドリアン、対仮面ライダーの策はどうなっておる?』

 ゲドリアン「お任せ下さい将軍。この時の為にとっておきの『殺し屋』を呼んであります」

  <映像>ジャーク『フン…、シャドームーンか。だが貴様にあの男を使いこなせるかな?』

 ゲドリアン「ケケ、ご安心を! このゲドリアン、何の秘策も無しにあの男を呼んだりはしません。
        実はシャドームーンの弱点を入手したのです」


  <映像>ジャーク『なに?シャドームーンに弱点があるというのか!?』

ゲドリアン「ハイ。ヤツの唯一、そして最大の弱点を付きとめました。後はどうぞ、このゲドリアンめにお任せあれ! ケケケケッ」





      シャン…

シャドームーン「ゲドリアン。クライシスが打倒RXをこの俺に依頼するとは、どういう条件だ?」


ゲドリアン「ケケッ!来たか」

ゲドリアン「なぁに。我々には地球移民作戦がある。これ以上ライダーどもに構っておれんのさ。
       もし貴様が他の10人ライダー諸共、RXを抹殺するというのなら、我らも貴様に関しては今後一切お構い無しとする」


シャドームーン「…どの道、トクをするのは貴様らということか。まぁいい。RXのクビを取れるなら俺にはどうでもいい事だ」

ゲドリアン「ライダーどもは手強い。貴様には俺の部下を伴ってもらおう」

シャドームーン「面倒な事だ。俺は俺のやり方でやる」

ゲドリアン「そうはいかん! 俺には組織での立場というものがある。独り気ままな貴様と違ってなぁ」

シャドームーン「俺には関係ない」
         シャン…
                  シャン…



ゲドリアン「貴様に勝手に動かれては困るのだ、シャドームーン。 こいつを見ろ」
    パチッ


 ゲドリアン「立体スクリーンに映し出されているのは、地下牢の中だ。
        実はある地球人の娘を一人捕らえてある。
        …よーく見るがいい。貴様の一番良く知っている娘じゃないのか?」


 シャドームーン「……!」



ゲドリアン「ケケケッ 貴様に勝手に動かれては困ると言ったはずだ。その為に人質を取らせてもらった!」

      サッ
ゲドリアン「おっと! おれを殺そうたって、そいつはやめた方がいいゼ」

ゲドリアン「見ろ。このペンダントには地下牢の爆破スイッチが仕込んである。ヘタに俺に危害を加えれば、
       スイッチが自動的に入るの仕組みだ!」

シャドームーン「――――…」



シャドームーン「ご苦労なことだな。だが俺はそんな人間は知らん」
          シャン…


ゲドリアン「さぁ、本当にそう言いきれるかな? 貴様は俺の部下たちに見張らせる。貴様が少しでも妙な動きを見せたら…」

 ゲドリアン「あの娘は ドカンッ! だ!」


シャドームーン「…」
           カツ…

ゲドリアン「ケケケケケッ!




シャドームーン「好きにするがいい」

                   シャン…

                               シャン…







ゲドリアン「ケーケッケッケッ」

兵士チャップ「ゲドリアン様、シャドームーンは人質には興味ないのでは?」

ゲドリアン「なぁに、それも今に分かる。 怪魔異生獣バルンボルン! 行け。シャドームーンの動きをを見張るのだ」


バルンボルン「ははっ」


























【仮面ライダーサイド タックル宅】










タックル「お花に水を〜♪ あげましょお〜♪♪」

     チョロチョロ…





             シャン…

シャドームーン「…」





タックル「 銀色サンじゃないの… よかった、無事だったのね!」
    タタタッ


シャドームーン「俺を知っているのか?」

タックル「知ってるのかって… 私のコト忘れちゃったのぉ?」

シャドームーン「俺は一切記憶していない」

タックル「あらそう… ま、無事で居たんなら何より」

シャドームーン「……。ここで少し待たせてもらうぞ」

タックル「待つ? 誰を?」


シャドームーン「――――仮面ライダーBLACK RX


タックル「あら。なぁんだ、知り合いだったのぉ? 待ち合わせ?」

シャドームーン「…」


      とことこ…

タックル「やっぱり悪いヒトじゃなかったんだ♪ ね、上がってお茶でもどう? 話をしたら私のコトも思い出すかもよ」


 タックル「そうだ。 あなたの家族、見つかった?」

 シャドームーン「――――…」




 シャドームーン「俺に家族など無い」





タックル( なんだか、この前と様子がちょっと違うみたい… )










       ガサガサッ!

兵士チャップA「バルンボルン様。ライダーの仲間の女がいます」

バルンボルン「ちょうどいい」







タックル「な、なによあの連中! クライシス?」

シャドームーン「…」

タックル「ストロンガー達に知らせに…!」
    ダッ

シャドームーン「―」 
  スッ
         ッ☆―――――


タックル「あっ…――」
   バタリ…


 






 バルンボルン「うぬ? シャドームーン、貴様なぜそいつを殺さんのだ」

 シャドームーン「俺には俺のやり方がある。口を出さんことだな、バケモノ」
















【仮面ライダー邸】








V3「みんな、大変だ。庭に集まってくれ!」


《映像》ゲドリアン『聞こえるか?仮面ライダーども。 ケケッ』


スカイ「空に映像が」

RX「クライシス… ゲドリアン!」


《映像》ゲドリアン「俺達もこれ以上貴様らを放っておくのが目障りになった。邪魔者には死んでもらう。
           まずは貴様の知っている男に決着をつけてもらうがいいRX!」



RX「なんだと!?」


《映像》 パッ



RX「シャドームーン!?」

2号「ムッ 後ろの木を見ろ! タックルが捕らえられてるぞ」


RX「そんな… 何故クライシスなんかと。 シャドームーン…!」















        ――― 決戦の場













                                     ヒュウゥゥゥゥ…











                 ヒュウゥゥ…





X 「うぐっ! くそっ…」

        サッ…




シャドームーン「どうした仮面ライダー、もう終わりか?」





スカイ「くっ」

1号「さすが、強い」
       ジリッ…


V3「トォッ!V3キィ―ック!!
  バッ…

シャドームーン「フン」
       ッ―
            ュゥゥン…

V3「どわっ!
         ガ―ンッ


V3「ぐぅ…っ」

     ガラ…







1号「ヤツのビームは念動力か」

スーパー1「おのれっ、エレキ光線発射!」
     バッ

シャドームーン「フンッ」

      ァン

スーパー1「うわぁっ 反射された…  うぐ…」
                    ジジジ…
                             プスプス…


アマゾン「スーパー1もヤラレタ」

ZX「くっそー なんてヤローだ!」







シャドームーン(  ――――― RX、何をしている… 早く姿を現せ  )


シャドームーン「さあ、次はどいつだ?」
   クルリ






                        声「 待て!!








シャドームーン「! 来たかRX!」


RX「とぁ!
       バッ…

RX「ZX先輩、こいつは俺がやる」

ZX「待てRX。なんか妙な感じがする。アイツ、時間を稼いでいるんじゃないのか…?」

RX「時間を?」





1号「―――――― みんな! すぐ引き返すんだ!」


        ザワッ
全員「えぇ!?」


1号「街がクライシスに攻撃されている!」

RX「な…」

V3「みんなフルスピードで街へ向かえ!」


  ビュウゥゥゥ…
シャドームーン「そうはいかん。クライシスとの契約により、貴様たち全てをここで始末する」

           ド―ンッ!


RX「うわっ! やめろシャドームーン、街の人々がどうなってもいいのか!?」

シャドームーン「フッ 俺の知った事ではない」


RX「シャドームーン…! やはりお前は、冷酷無慈悲なヤツなんだな…」


 
     ザッ

  バルンボルン「動くな、仮面ライダーどもめ! 仲間の命が惜しれば我々に降服しろ!」



  X 「あれはタックルだ!」

  ZX「汚いぞ!」



RX「あんな怪魔異生獣なんかと! シャドームーン、お前の誇りはどうしたんだ」

2号「シャドームーンに怪魔異生獣か。まさに『前門の虎、後門のバケモノ』ってとこだナ」

スーパー1「タックルさんを取られていては…」



バルンボルン「どけ、シャドームーン! ライダーどもの始末は俺がつけてやる。
         ゲドリアン様の命令とは言え、貴様に手柄を取られたとあっては、このバルンボルンの名がすたる」



     
ストロンガー「電キイィック!!




 ドカッ☆




 バルンボルン「ゲッ

 
        ロゴロゴロゴロ…ッ               

ストロンガー「が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ、悪を倒せと俺を呼ぶ。
                 俺は正義の戦士、仮面ライダーストロンガー!



バルンボルン「☆☆おぉ〜のぉ〜れぇぇ〜☆
        じたばた…
兵士「ぎゅう☆」

ストロンガー「みんな! タックルは俺が取り戻した。バケモノを退治して街へ急行だ!」



 2号「よくやった、ストロンガー!」


   ボカッ       ドカ!     
          ボカスカ…
 バルンボルン「ひえぇぇぇ〜っっ☆」







   ビュウゥゥゥ…

          ―ンッ


2号「うわっち… まだシャドームーンが居たんだった!」

RX「アイツは俺が引き受けます。先輩たちは街に急行してください」

V3「RX、ヤツはかなりパワーアップしている。おまえ一人ではもう…」




シャドームーン「逃さん!」
           ビュウゥゥゥ…

             ドカ―ンッ

V3「おっと」

RX「シャドームーン! …こんな事を、一体何の為にするんだ!」


V3「1号先輩。俺は2号やXと共に、RXの援護で残ります」

1号「よし分かった。 スカイ、アマゾン、ZX、脱出出来る者から、街へ急行してくれ!」









                                    ズン…


                  ズズン…


RX「リボルケイン、とぁっ」
   ガキッ
シャドームーン( まだだ、仮面ライダー! )
                        グッ…


RX( なんだ? …本気を出しているようには思えない。俺達の足止めだけが目的なのか? )




                                                              ズン



            ガサッ…

ゲドリアン( ケケッ。 兵士の報告どうりだな。シャドームーンめ、一人でだいぶ苦戦してやがるじゃないか )





  スタ
ゲドリアン「期待はずれだなシャドームーン。そんな連中を一人も殺れんとは。 ケケッ!
       貴様の力なんぞ、所詮その程度のものに過ぎんのだ!」
                                        ケケケケッ

RX「ゲドリアン! キサマよくも…」

ゲドリアン「街の侵略は上手く行ってるんでなぁ。頼りにならんシャドームーンに代わって、貴様達の息の根を止めに来た」


     ケケケケケッ…
ゲドリアン( このペンダントがある限り、シャドームーンは俺の奴隷だ! ) 
                                  ケケケケケ!!


 シャドームーン( ―――― ケダモノめ。 やっと現れたか  )



ゲドリアン「行けぇ−いっ キュルキュルテン!

キュルキュルテンたち「ギシャー ギェー
        ワラワラ
                ワラワラ・



2号「ウワー! また別のバケモノが出たぁ〜」

RX「うわっ☆ キュルキュルテンだ。オレ、こいつら大っ嫌い!」

X「いってぇー 噛み付かれたぁっ」 
                          ギェー



ゲドリアン「ようし、オマエも行けぃアッチペッチー!」

アッチペッチー「ははっ」







RX「ゲドリアンのヤツめ…!」
  
RXロボライダー        パァァッ

  RXR「ボルティックシューター! ハードショット!



ゲドリアン「ゲッ!?

    ダダッ…
シャドームーン「――――!


                  ズ ガ ッ


RXR「


V3「シャドームーンが…!」

RXR「そんな、シャドームーンがゲドリアンをかばうなんて!」




    シュウ
       シュウ…


シャドームーン「ぐ…っ」 ギギ…ギ…



ゲドリアン「そうだ、いいぞ! 俺をかばえ、シャドームーン! ケェーッケッケッケ」

シャドームーン「…」
       ゆら…

ゲドリアン「ケ?」

シャドームーン「…!」
          ガッ☆

                     チッ!!


ゲドリアン「あっ、ペンダント! しまっ…―――

                             ゲドリアン「 ―――た… 」

シャドームーン「……」
  ギロリッ


ゲドリアン「ひっ☆  ええ〜〜〜〜い、早くこの男を始末しろ! 怪魔異生獣部隊〜っ!」
      ダダダダダッ

                  ぴゅ――――ん…

RX「待てゲドリアン!」

シャドームーン「…」

        ダッ 





ゲドリアン「残りの部隊も出撃だァ〜〜!!」

      タタタタタタ…


 ゲドリアン「ひぃひぃ… バングコング、ヤツを止めろ!」

 バングコング「ははっ」





    
 バングコング「グアァッ



シャドームーン「―!」                 スッ



               シャッ…



RX「なんか顔に飛んできた。 これは――――― 血?


    ギシッ
シャドームーン「……!」



 RX( シャドームーン! )

 RX( 俺の撃ったボルティックシューターが、あの硬い人工皮膚をも貫いたんだ…! )





      シュウ
             シュウ…
シャドームーン「…」
  チャリ…





RX( ん? …あいつ、何を大事そうに握っているんだ? )










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