新しい弟
<<Back







―――― 街の中












             ワイワイ





                                                      ワイワイ



 トコトコ

RX「… ええっと。あとコンビーフとハロゲンランプ。 街での買い物ってケッコウ楽しいよなぁ〜」



                           ワイワイ






アラワシ師団長「オイ貴様。 オレ様をデルザー軍団のアラワシ師団長と知って、ケンカ売ってんのか?」

アラワシ戦闘員「ビュー!」

??「み… 道を訪ねただけじゃないか」             

アラワシ「ナマイキな小僧だ、こうしてくれる!」
   カッ☆

??「わっ、カバンが… おい、やめてくれよ!」           




   ダダ
RX「待て! 弱いものイジメはやめろ!」


アラワシ「ほげげっ☆ しまった、RXがいたのか。 た、退却〜!」

         おたおた…







RX「逃げちゃった。おいキミ、大丈夫か?」

??「ありがとう」

RX「よそから来たようだけど、ここいらの街には悪の怪人も出没するから気をつけた方がいいぞ」

??「悪の怪人? なんだ、今のがそうだったのか」

RX「じゃあ気を付けてな!」

??「どうも、ありがとう」

           スタスタ…


RX「さぁて、ちょっと一服! ドーナツでも食べてこ〜っと♪」











                  *                  *                    *







                            がやがや





                                            ワイワイ



RX「モグモグ… ドーナツゥ〜♪」


                           市民の声「きゃー! 銀行強盗よ〜〜!!」

                           アラワシ「10億円の寄付を断った罰だ! この起爆装置を押して、銀行をふっ飛ばしてくれる!」                                

                                                 きゃあー!

  タンッ
RX「グッ☆ なに!?」


RX「ライダーマシンの音…?」


                        ブォンッ …ブォォォオッッ



           ―ンッ!
                    キャキャキャキャー!
アラワシ「ぐわっ!?


??「―――」 
       っく



アラワシ「お、驚かすなっ。 さっきのヒヨッコではないか!」

??「悪の改造人間と知ったからには容赦はしない」           

アラワシ「なにをぉ? やれー!」

戦闘員「ビュー!









                 *                   *                * 









        タタタタ

RX「あれ!?」


アラワシ「きゅう☆

RX「みんなもうやられちゃってる。 さっきのヤツは、一体…?」



















【ライダー邸】





                         ンコーン♪

                                   ンコーン♪






V3「はい、どなた?」
           カチャ☆

??「あ、あの、すみません」




 ヒョコッ
1号「おおっ、キミは!」

2号「おぉ〜 ようっ!」

??「あ、1号さん。2号さんもお久しぶりです」

V3「?」


1号「さっそく皆に紹介したい。さあ、入りたまえ!」

??「はい」

2号「お〜い、みんな集めてくれ」


X 「みんな集合だってよ〜!」

                 ゾロゾロ…







??「はじめまして。 僕の名はZO。“仮面ライダーZO”です!」




2号「以前、本郷と特訓の旅に出た時に知り合ったんだ。我々に寝床を提供してくれたんだよ」

ZO「自分をもっと鍛えるため、しばらくの間お世話になりに来ました」
  ペコリ

ストロンガー「なンだ、ずっと居るんじゃないのか」

ZO「何者かの手によって、北海道にネオ生命体の一部が持ちこまれたとの噂を聞いたのです。
   幸い、まだ何も起こってはいませんが…」

1号「それで、今のうちに彼のパワーアップの手助けと思い、この屋敷に誘ったんだよ」



V3「ふっ。特訓したいとは、良い心構えだ」
   キラリ

X 「…まぁ、確かにウチなら特訓のプロが居るけどネ」

1号「いやV3、彼のことはRXに任せてみようと思うんだ」

V3「なる程。アイツにとってもこれは良い経験になりますね」







     ガチャ☆

RX「たっだいまぁ〜。 およっ?」



ZO「あっ キミは」


2号「おいRX、オマエにもいよいよ後輩ができたワケだ。彼はZO、しっかり面倒見てやれ」

RX「えっ、ホントですかぁ!? がんばりまぁーす!」
   ぁっ☆

ZO「ZOです。宜しくお願いします、RX先輩!」

    もじもじ
RX「え、あ、はい! いやぁ〜 その“先輩”って言われるとチョット、その、あはっははっ☆
           もじもじ

ZO「このヒト、俺の先輩なんですよね?」

スーパー1「そ、そうなんだけどさ」

ZX「ちょっと『アホ』なもんで」

ZO「え?」

2号「心配になってきた…xx。 スーパー1、一緒に面倒見てやってくれ」

スーパー1「はい」


スーパー1「じゃあ、まず部屋に荷物を置きに行こうか」 

ZO「はい!」
        スタスタスタ…



RX「あれ、どこいっちゃうのー? 待ってヨー!」

   ばたばた





2号「××…」











             *                   *                   *











【スーパー1の修行場】




                         ドドドドドドドド…


RX「フムフム、なるほど。 まずは滝業かぁ」

ZO「滝に打たれて精神を鍛えるんですね!」

RX「スーパー1先輩は立派な武道家なんだよ」 
                                                        ドドド…

スーパー1「清められた心から、新しい技は生まれる。RX、おまえも一緒にやるんだ」

RX「え? オレも?」

             ドドドド…

RX「うんしょ、よいしょ、オレ座禅なんて組めないよ! あわわっ
     シャッ
RX「うわぁっ! 滝壷に飲まれるぅ〜〜〜っ ごぼごぼ…」 ←呑まれて消えた

                                       ドドドドドドドド…



スーパー1「あいつはストレッチ体操から始めた方がいいな」

ZO「xxx…」












             *                    *                   *








【アマゾンの薬草小屋】







RX「ひゃー、さっきはヒドイ目に遭った。次はここだよ。」

ZO「はぁ」



アマゾン「オレ 薬つくる名人。ZO 教える」


RX「アマゾン先輩は、インカの秘術が使えるんだ」

アマゾン「この草と その草まぜる 傷薬になる。 こっちのだと 飲み薬 できる」

ZO「なるほど。 この草なら北海道にも生えていますね」


RX「このまま食べても、効かないのかな…?」
   むっ

アマゾン「RXダメ! その草 醗酵させないと猛毒!
   あわ
RX「ひえぇぇえっ!? ぐるじぃ〜! 助けてぇ〜〜!!
         あわ












             *                   *                     *









【V3の特訓場】






RX「あぁ驚いた。慌てなくても、オレってバイオチェンジすれば勝手に解毒できるんだった。じゃ次、行ってみよう♪」

ZO「xxx…」
        てくてく…

RX「あ、いたいたV3先輩だ。相変わらずキレイなフォームだな。先輩は体操の選手だったんだよ」

ZO「へぇー」


          ピュ――――ン

    すたっ☆
V3「鍛えられた筋力が無駄な動きを無くし、華麗なフォームを生み出す。 まずはジャンプの特訓だ。跳んでみたまえ」

ZO「ジャンプッ…」
      

V3「よし、いいぞ!」


RX「センパ〜イ、オレは?」

V3「そうだな。オマエもやってみろ」

RX「ジャンプッ!」
        バッ

V3「その大きなボディで空中は素早く動けまい、V3キック!」
    カッ
RX「おっと! ヘヘン♪ このRX、スピードでも優秀なんで〜す…――――――― ほげっ☆」

              ――ンッ!

       ミシッ…
RX「〜…」


            りんっ

      スタッ☆
V3「オマエはもっと頭の中を特訓するんだな」
                     











              *                    *                  *







【ライダー屋敷】






RX「フンッだ! V3先輩オレには厳しいんだからっ。次に行こう次!」

ZO「xxx…」
       てくてく…




スーパ−1「やぁ戻ってきた。 どうだいZO、いろいろ参考になったかい?」


ZO「ええ。他にX、スカイ、ZX先輩たちからもアドバイスをいただきました。でもRX先輩とストロンガー先輩からはまだ何も…」

スーパー1「能力の特殊なRXはさておき、ストロンガー先輩なら、格闘の特訓相手をしてもらうのにかなり心強い」



   とことこ

タックル「RX〜、今日はあたしの花壇造り手伝ってくれる約束でしょう?」


RX「あ。そうだった」

RX「ZO、オレ今からタックルさん家に行くけど一緒に行かないか。ストロンガー先輩もそこに居るぜ」

ZO「行こう」













【タックル邸】








ストロンガー「―――へぇ。 俺と組み手したいって?」


タックル「ZO。手加減しないわよ〜、このヒト」

ストロンガー「そういうこった。もっと基礎鍛えてからにしな。じゃあな」

ZO「俺はどうしても強くならなければならないんです。お願いします!」

ストロンガー「ほ〜、いい気合だな。よし、やってやろうじゃねぇか」

   コホン
タックル「どーでもいいけど、暴れるんならよそでやってよねっ」 花壇荒らすんじゃないわよっ

ストロンガー「わーてらいっ  …ったく、女ってのはどうにもセコくていけねぇ!
     のそのそ


RX「ぷっ…
     ぷるぷる

            カッ☆



RX「うあ――んっ! ストロンガー先輩が蹴ったぁ!」 ジタバタ

ZO「xxx…」


タックル「いいから、RXはここであたしと花壇造ってましょ」













                   *                *                *











【ストロンガーの練習場】





       スッ
ストロンガー「うりゃっ さっきの気合はどうしたぁ!笑わせんな!」

ZO「うっ…くそう!」
         ザザザザザッ…














                      ヒュウゥゥゥ―…











                                                ュウゥゥゥゥ…





声 「いたぞ。あいつだ!」









ストロンガー「なんだ?」

ZO「岩山の上!」







     ザッ
ゼネラルシャドー「ストロンガーか。しかし、今日の所はそこの新顔に用がある。アラワシが随分と世話になったそうだからな」

鋼鉄参謀「ジェネラルシャドー。アラワシの仇は俺が取る!」


アラワシ「ボケッ 生きとるわいっ!」










ストロンガー「デルザー軍団…! しまった、数が多すぎる。ZOお前は逃げろ!」

ZO「相手は大勢です。俺も戦います!」



               ドドドドド…

ストロンガー「トゥ!」
       カッ!
アラワシ戦闘員「ビュー

         ーンッ!

ZO「戦闘員の数が… ―――むん!」
   キッ!
鋼鉄戦闘員「ギ…」
     ーンッ!
 
                                       ゴーンッ
                    ズーンッ






鋼鉄参謀「どけぃ!ストロンガーはこの鋼鉄参謀が引き受ける!」
    シンッ

ストロンガー「ちっ…」


アラワシ「では、オレはこの新顔を血祭りに挙げてやる!」

岩石男爵「んじゃ、この新顔を片付けたヤツがリーダーってのはどうだねん」

Drケイト「ホホホホホ、それなら私が参戦するわ! 私の毒攻撃に耐えられるかい?」
     シュルルルッ

ZO「うっ? ぐ…!



ストロンガー「危ない!――――――チャージアップ!




ケイト「ストロンガーが超電子ダイナモに切り替えたわよ!あと1分!」
    ギリギリギリ
ZO( うぅ… あと1分? どういう意味だ… ) 

岩石男爵「小僧!この俺の重さに耐え切れるかぁ?」
           ギリギリ…
ZO「うわあぁぁ!


ケイト「ちょっと!コイツは私の獲物よ!」

岩石男爵「カタイこと言うなって!」
             ギリギリギリ…!
ZO「うぅ、うぐ…!


  ダッ…
ストロンガー「トゥッ!
      キッ!

岩石男爵「うげっ☆」




アラワシ「けけけけ、後20秒」

シャドー「あと15秒だ」







                                    ュウゥゥゥ―…







   タタタタタタ
RX「ストロンガー先輩、ZOー! ZO、大丈夫か!?」

タックル「ストロンガー!」


ZO「RX先輩!ストロンガー先輩が…!」




アラワシ「あと10秒!」
  ケケケ






   
ストロンガー「ムンッ!」
        ダダダ――ッ

ケイト「心中する気!?」

岩石男爵「おわっ☆岸壁じゃいっ」


ストロンガー「――――!」




              ッ…





タックル「あぁっ」

RX「ストロンガー先輩!」



シャドー「1秒か」





                  ゴ―ン…!     




                                      ズズズズズズ…






          パラ… 



                         パラ…







アラワシ「ハハハハハハ! 見ろっ、ストロンガーめ!タイムアウトで自爆しよったぞ!」


          ハハハハハハ…!





タックル「…そんな、イヤよストロンガー!!」 
    あぁっ


ZO「… すみません、俺のせいで… 俺をかばって…!」

RX「キミのせいじゃない!」

タックル「うっううっ…」


RX( タックルさん…! )
   




RX「デルザー軍団!…俺は絶対に貴様たちを許さない!」
         







   タッ…

RX「――――― 俺は愛の戦士、仮面ライダ―BLACK RX!





アラワシ「ナマイキな小僧め。 かかれぇ!」

鋼鉄参謀「先を越されるな!」
         ドドドドド…

RX「許さない…っ」
      バキッ!
アラワシ「どぉっ」 

RX「リボルケイン!」
       ュイ――――ンッ

RX「とぁっ」

鋼鉄参謀「何をっ!?」



           スッ





                           スタンッ☆






 
            ドゴーン…!



                                      ォォオオオオ…




ZO( RX先輩って、すごく強いんだ… )





タックル「…あっ!」
         ょいっ


ZO「タックルさん? ―――――あっ!


ZO「RX先輩! ほら、あそこの波間に見える岩の上!」

RX「…… ストロンガー先輩だ…!」

タックル「ライダー!
                      








                                              ザザ―ン…






                              ザ―――ン…






タックル「よかったぁ。死んじゃったかと思った」

ストロンガー「ち…、ギリギリでチャージダウンしたんだが、魔人どもの爆発モロにくらっちまって…」

  びーびー 
RX「えぐっ、えぐっ、 よかったぁ〜! 死んじゃったかとおもったぁ〜!」
                              お〜いおいおい…
ZO「よ、よかったね××…





      ッ☆―

シャドー「――――――ストロンガー、やはり死んではいなかったか」



ストロンガー「シャドー! ま、待ちやがれ」

シャドー「今の貴様とでは勝負にならん。またいつか改めて相手をしてやろう。 マント・フェイド!」

    ッ☆


ストロンガー「あっ …くそう、逃がしたか」

















【ライダ―邸】








ライダーマン「…ったく無茶もいいとこだ、ストロンガー! 身体中の回路がショートしてる」


ストロンガー「いちち、早いとこ頼むぜ」

タックル「ま、しばらく大人しくしてるのね」

2号「だな」

ライダーマン「しかし、あの後輩連中が回りでワイワイやってりゃ絶対おとなしくしてやしませんよ、コイツ」

2号「…となると… フム。いいこと考えた。オマエをしばらくタックルちゃん家に預けておく」

ストロンガー「エェーッ

タックル「世話焼けるわねぇ」





2号「んじゃ、達者でナァ〜〜!」



              ブロロロロロ…

                         ストロンガー「ちくしょおぉぉ〜〜…









 ケタケタ
RX「あははははは ストロンガー先輩、簀巻きにされたままリヤカーで引っ張ってかれちゃった!」




ZO「RX先輩!」

RX「へ?」

ZO「あなたの戦いは見ていました。俺にその技を学ばせてください」

RX「え? あ、え〜と… そう言われても…」

ZO「お願いします」


RX( …教えるったって、何をどうすりゃいいんだろ…? )


RX「ちょ、ちょっとタンマ!」
             ったったった…
ZO「え??」















スーパー1「ヒトの教え方を教えろって?」

RX「スーパー1先輩、教えるの得意でしょ〜? ちょっと来てくださいよー」 
    あせっ

スーパー1「なんだ、そんなこと。おまえがかつて歴代ライダーから学んだ全ての事。今度はそれに自分の技もプラスして、
       ZOに伝えてやるのさ。1号から10号、皆がそうしてきた様に」

スーパー1「仮面ライダー11号、次は君の番だ」




RX( … そうだ…! 俺が10人の先輩に学んだ全てを、俺の力を、ZOに伝えるんだ! )

           タタタタタ…





スーパー1「RXも少しは成長しましたかね」

V3「最初はみんな新米だったんだ」

V3「それを思うとやはり1号ライダーは偉大だ。習う者もなく、危機に駆けつける仲間のライダーも居ない。
   たった独りで… 手探りで自分の能力を高め、血の滲む思いで仮面ライダーの道を築いた」








RX「さあ、来い!」

ZO「おう!」










仮面ライダーBLACK RX は、仮面ライダ―11号。


仮面ライダー13号、ZOの先輩なのだ。















【The End】