子供の頃に仮面ライダーを見た記憶にあるのは『V3』からだと思う。 初代をリアルタイムで見ていたとしても今頭に浮かぶのは再放送による記憶だろう。当時はライダーが何故に戦っているか理由などどうでも良かった。とにかくライダーはかっこいい。そして役に立たない少年ライダー隊はうっとうしかったし、V3の邪魔をするライダーマンも只うっとうしかった。 こんな自分が再び『仮面ライダー』に魅せられたのは、些細なきっかけのお陰だった。レンタルビデオ店で目的のものが他客に借りられていたため、たまたま目に付いて懐かしくなって借りたのが『仮面ライダーV3 7巻』だったからだ。そう、最終回収録分。 面白い!ハマッた。 子供の時分には気付かなかった展開上の「それオカシイんちゃうん?」という大疑問が、大阪生まれの自分に画面ひとりツッコミをさせ続ける。このツッコミの数々は、のちに『怪獣VOW』に投稿として怒涛の吐き出し。疑問に悶絶していたのは自分だけじゃなかったのだ!これはかなりスッキリした。 仮面ライダーと言えば主人公の役者と思われがちだ。いや、ライダーに限らず他のヒーローもだが。 もちろん、物語を語る上で主人公役者は重要なことは変わりない。ただ、あえて言うなら自分は主人公人物より“ライダー”そのもののファンといったほうだ。だから自分の書く創作話の中では、皆一様に『仮面ライダー』の姿で生活しているのだろう。 当然、関心の向く方向も主人公を演じる役者さんよりむしろライダーを演じる大野剣友会の方になっていく。 同じライダーでも動きや仕草で雰囲気が変わってしまうことが少なくないのだ。スマートな動きを重視するV3やスーパー1ならやはり中屋敷氏に演じていただきたいし、野性的で足技のよく出るアマゾンなら中村氏や新堀氏が自分は好きだ。ライダー番組の映像を見ていても、前半のドラマ部分より後半アクションの方を真剣に見入ってたりしまう。そこでライダーの動きの一つ一つをジッと観察するのが楽しかったりする。V3なんて立ちポーズは片方の肩が必ず下がってるし。 スーツアクトにしたって、現在のJACさんの“アクション”ではなく、いかにも東映剣劇の流れをくむ“立ち回り”なのだ!アクションシーンを演じているというより、本当にやってる(!)だから高さ数十メートルの煙突の上に立ったり、滝の上から怪人にホントに跳び蹴り出来るのネ。 自分でライダーを描く時、モデルにするのはそれぞれTVシリーズ放映時に着用されていたマスク&スーツなのだが、ライダーのコスチュームって客演したり造形会社が変わるたびに形状や色が異なってくるのが正直困る。見てるだけのファンにもこだわりがあるのだ。 結局、自分の中では1号はシルバーメタルグリーンのマスクで面長、2号はダークグリーンで丸顔というスタンダードな描き分けで落ち着いた。グローブ&ブーツについては1号、2号、V3、Xはショートでなければダメで、ライダーマン、ストロンガー、スカイ、スーパー1は必ずロングブーツだ。アンテナの角度だとかこれも細かい事をいうとキリがないのでこれまでにしておこう。 なぜ『RX』までしか登場しないのか。 TVシリーズ第3期までで、一度自分の中の『仮面ライダー』は終了してしまったので。おまけで『ZO』と『J』は追加できたとしても、第4期『クウガ』以降は、全く別の世界のものだと思うから。 あ、『真』も。 |